申請書作成編②新規の申請書を作る方法について

特車オンラン申請システムの機能を使うことにより、申請に必要な項目を入力することによって誰でも申請書を作成することができます。

特車オンラインシステムでの申請書データは「拡張子binファイル」で保存されます。この作成手順は次のようになります。

(1)申請支援システムにログインします。

※ID・パスワードに関する注意点
・パスワードは3回連続で間違えると、パスワードロックが掛かります。

・パスワードの有効期限は、原則10年になります。

※10年経過するとログインの際に、パスワードの有効期限について案内され、パスワードを新たに設定する画面に切り替わります。

・ユーザーIDは「1つのユーザーIDで1つの申請者」となります。

会社毎、営業所毎、支店毎にIDを取得します。なお、代理人用のユーザーIDはありません。

・ID・パスワードは過年度の許可申請データを参照する時にも使用するので、1申請者につき1組のID・パスワードが望ましいです。

(2)申請支援システムのメイン画面になります。

・申請データ作成
申請データ「拡張子binファイル」を作成します。
オンラインシステムで作成した申請書データは「拡張子binファイル」で一時保存されます。

・申請書作成状況一覧
申請データ「拡張子binファイル」を元に作成した申請書(PDF)やオンライン送信が出来る申請データ「拡張子tksファイル」をダウンロードできます。
※オンライン送信が出来る申請データは「拡張子tksファイル」となります。

・個別協議状況一覧
審査が開始された個別審査(協議)のある申請の進捗状況を確認できます。
申請の受理日、受理番号が分かる他、個別審査先の道路管理者の協議回答の有無等が確認できます。

・経路図作成状況一覧
作成した経路図(1/300,000の地図)をダウンロードします。

・担当者変更
申請担当者の情報を変更します。

・申請書提出
作成した申請データ「拡張子tksファイル」を国の申請事務取扱窓口に提出します。

・申請状況照会
提出した申請の状況を確認できます。

・ETC2.0簡素化制度利用登録
「ETC2.0簡素化制度利用登録」を行う場合は、「車載器の利用登録」を行う必要があります。

https://tokusya-ctc.com/?page_id=1292
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詳しくは弊所ホームページの「特車ゴールドについて」をご参照ください。

(3)申請者選択画面の「本人」又は「代理人」を選択します。

※代理人が申請する場合
・代理人が依頼人に代わって申請する場合、「委任状」が必要になります。

・特車システムのホームページにある各種ダウンロード内にて「代理申請委任状様式ファイル」をダウンロードし、委任状として利用することができます。

(4)申請書入力方法の選択
「FD読み込み」又は「申請書入力」を選択して、「選択」ボタンをクリックします。

※申請書入力方法について
・FD読み込み
以前に作成された申請データ「拡張子binファイル」を読み込み、読み込んだデータを使用して新たな申請データ「拡張子binファイル」を作成する場合に選択します。

・申請書入力
最初から申請データを作成したい場合、又は過去の申請データ「拡張子binファイル」を引用する場合に選択します。

(5)申請種類の選択
「新規申請」「新規申請(参照入力)」「更新申請」「変更申請」のいずれかを選択し、「選択」ボタンをクリックします。

※ここでは、「新規申請」を選択しています。

・新規申請
全く新たに申請データを入力して申請を行います。

・新規申請(参照入力)
過去に同じIDで許可されたデータを利用し、新規申請データを作成します。

※申請書作成の時間短縮・入力ミス防止等のメリットがあります。

・更新申請
過去に同じIDで許可されたデータを利用し、期間のみを更新する更新申請デー
タを作成します。

※期間だけの更新の為、原則として使用する車両や経路等は全て同一であることが条件です。

・変更申請
過去に同じIDで許可されたデータを利用し、新規・更新以外の申請データを作成します。

※主な変更理由は次の通りです。
①車両の交換
②会社名、代表者の変更
③車両台数の減少
④トレーラ台数の増加
⑤通行経路の変更
⑥その他

(6)「申請書入力(新規)」画面では、「ID・パスワード取得」の際に入力した内容が表示されます。
申請者情報は入力済みなので、申請日と通行開始日、通行終了日を入力します。
なお、入力済みの内容で何か変更が生じた場合はここで修正が可能です。

※許可期間延長制度を利用した申請では、許可期限は最長4年または2年となります。ただし、許可期間延長制度の対象となるには優良事業者の車両で、次の要件を満たす必要があります。
①業務支援用ETC2.0車載器を搭載し、特殊車両通行許可システムの「ETC2.0簡素化制度利用登録」に登録済みであること
②過去2年間、違反歴(過積載による警告等)の無い事業者の車両であること
③Gマーク認定事業所に所属する車両であること

以上、3つの要件を全て満たす車両が許可期間を延長して申請することが可能です。

(7)「提出先窓口指定」の画面では、「提出先道路管理者」と「提出先窓口」を選択します。
都道府県庁や市町村等の自治体に申請する場合は「その他道路管理者」を選択します。ただし、この場合オンライン申請はできません。窓口申請となります。

※オンライン申請をするには国直轄の国道を通行する申請であることが必要です。

※関東地方整備局を選択した場合、任意に提出窓口を選ぶことはできません。
必ず関東地方整備局に申請することになります。
関東地方整備局に申請した場合、下記のいずれかの国道事務所に振り分けられます。
・東京国道事務所
・相武国道事務所
・横浜国道事務所
・大宮国道事務所
・千葉国道事務所
・常陸河川国道事務所
・宇都宮国道事務所
・高崎河川国道事務所
・甲府河川国道事務所
・長野国道事務所

※オンライン申請の場合、一部を除き任意の国道事務所に申請が可能です。
ただし、提出窓口は下記の理由等により窓口へ出向く場合もありますので「最寄りの申請事務取扱窓口」を選択することをお勧めします。
・許可証の受取り
・申請車両に関する資料の提出

(8)「提出先窓口確認画面」では、選択した提出窓口になっているか確認してください。

(9)申請・各種情報入力選択
車両や経路等の情報入力や、データ保存、申請書の作成予約等を行う事が出来ます。
ここでは、申請書データの「拡張子binファイル」を先に作成する為、「保存終了」します。

※そのまま積載貨物情報や車両情報、経路情報を入力してから保存してもかまいません。

※これ以降は申請データを作成していく上で、この画面を基本として操作を行っていきます。

※「保存終了」から一時保存を行う事で、申請書を作成している途中でも入力を終了することが可能です。区切りの良い所で「保存終了」することをお勧めします。

(10)一時保存方法
一時保存する際には、どの案件の申請内容か分かるようなファイル名にしておくことをお勧めします。なお、ファイル名の文字数には上限があります。
例)連結車(1234-5678):〇〇市(〇〇〇〇工事現場).bin
使用する車種、車両番号、場所、工事名等

・一時保存のファイルの種類(拡張子)について
オンラインシステムで作成した申請書データは「拡張子binファイル」で一時保存されます。
一時保存された「拡張子binファイル」は特車システム内の「FD読み込み」から読み込むことにより入力を再開することができます。

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