最小回転半径の計算
1.最小回転半径とは?
特殊車両通行許可申請には車両の最小回転半径を記載する必要があります。
最小回転半径とは、車両の小回り性のことで、具体的には車両のハンドルをいっぱいに右または左に回した状態で、低速で旋回したときに、外側のタイヤが通る軌跡の半径のことをいいます。
そのため、最小回転半径の数値が小さければ小さい程、小回りの利く車両ということになります。
2.最小回転半径の計算方法
最小回転半径はトラック等の単車であれば、「車両外観図の取得」でご説明した車両外観図の数値をそのまま記載するだけですが、連結車の場合はトラクタとトレーラを連結した状態での最小回転半径を記載して申請する必要があります。
そのため、トラクタとトレーラの車両外観図をそれぞれ取得して、それを元に計算して算出します。
計算方法ですが、特車オンラインシステムのホームページにある各種ダウンロードにてエクセル方式で提供されています。
特車オンラインシステムのホームページからダウンロードしたエクセルの自動計算式に入力するのは次のものになります。
① L1トラクタ軸距
② L2トレーラ軸距
③ I1トラクタ前輪輪距の1/2の値
④ I2トレーラ輪距の1/2の値
⑤ S トラクタカプラオフセット(荷台オフセット)
⑥ トレーラ軸数(プルダウンにより1軸2軸3軸から選択します)
なお、これらを入力するには、前述した「車両外観図」が必要になります。
入力や使用方法等詳しくは、ダウンロードした連結最小回転半径の計算シート内にある使用方法のページをお読みください。